【住宅ローン】保証会社とは一体なに?

住宅ローン

目次

住宅ローンを組もうと考えているんだけど保証会社の意味がいまいち分からないな

なぜ、住宅ローンを組む際に保証会社が勝手に付いてくるのかな?

保証会社と言われるとなぜ?と思われますよね。

それに保証会社に対して何十万円という保証料を支払う必要

がありますもんね。

その理由について答えますね。

 

1、住宅ローンの諸費用

住宅ローンを組む際、不動産購入資金に加え、その他諸費用が必要となります。
過去の記事にも記載していますが下記の諸費用が基本的に必要となります。

仲介手数料…不動産業者への手数料売買価格の3%
保証会社保証料…銀行の関連会社または独立系の保証会社。保証人の代わりの様な存在。ローン金額、期間により変動
融資手数料…最大5万円くらい
登記費用…ローン金額により変動、購入物件の土地建物に抵当権を設定
火災保険…構造、地域、保証内容、特約により変動
印紙代…融資金額により変動

2、保証会社を付ける理由

1、にて諸費用のところで保証料について若干触れていますが、保証人の代わりのような存在という表現が分かりやすいと思います。
保証会社を付ける理由は銀行側の保証であり、契約者側にとっての保証というものではありません
銀行は貸出したお金の支払いを毎月受けて全額戻ってくることで契約が完了します。
しかし、契約者が契約中に返済出来なくなるリスクがあります。
そこで契約者が銀行に対して返済ができなくなった際、保証会社が契約者の代わりに銀行の債務(貸していたお金)を返済します(代位弁済)
保証会社の返済により銀行は債務がなくなります。
銀行の債務を保証会社が請け負った為、契約者に対しての債権者は保証会社となります。
よって、契約者は引き続き銀行ではなく、銀行の債務を請け負った保証会社に返済を続ける必要が出てきます。

HOUSE CLOUVERより引用

上記のようなリスクが保証会社にはあるため

1、契約者より銀行を介して保証料を受け取る
2、銀行に加えて保証会社も融資審査をする
3、該当物件に対して1番抵当権を設定する

3、保証料のないネット銀行等について

ネット銀行やフラット35は保証会社なしで取り組みが可能です。

それであれば保証会社なしで住宅ローンを組んだ方が得じゃないかと思われます。
しかし、保証料という名目ではなく手数料という名目に変わり保証料とほぼ同額の費用が必要となるので保証会社がないからといって特になる訳ではありません。

特例としては、手元の資金、収入、資産背景が抜群に良い人であれば取引銀行と親しい場合、プロパー(銀行独自の融資)融資にて取り組むことが可能です。
そうすると保証会社は介さず銀行との直接やりとりになる為、保証会社および保証料は不要になります。しかし、住宅ローンでない為、住宅ロローン控除を受けることは難しいです。

4、最後に

これでなぜ保証料が必要であるかというご理解をいただけたかと思います。

銀行もリスクがある分、万が一に備えて保証会社の保証を必要とします。
住宅ローンを円滑に取り組むために保証会社は必要な存在です。
契約者、銀行共にメリット、デメリットがある為、今後もこの形式は変わることなく存在します。
過去は自己資金に対する意識が高く、保証料も自己資金での対応が当たり前でしたが
近年は保証料も住宅ローンの金額に含むことが出来る為、ローンの負担は増えますが精神的な負担は軽減されたように思います。

 

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全国保証株式会社 (zenkoku.co.jp)

 

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