目次
今回は題名の通り「クラウドファンディング」について書きたいと思います。
アップする時期は遅れていますが、クラウドファンディングに携わることが多くなってきたことに加え、まだ需要があると認識出来た為、確認の意味を含めて記事を書きたいと思います。
1.はじめに
コロナ禍に於いてクラウドファンディングの需要は増えています。
後ほどクラウドファンディングを扱う企業を一部取り上げますが、サイバーエージェント傘下で上場をしている株式会社マクアケ(4479)については直近決算で売上を139.9%伸ばしています。
利益は減少していますが、原価はなく販管費が増加しているので次の仕掛けを仕込んでいると考えます。自己資本も積み上げ、盤石の財務を形成していると考えます。
(百万円) | |||||
売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | 自己資本比率 | 現預金 | |
2020年9月 | 3,225 | 510 | 512 | 43.1% | 5,950 |
2021年9月 | 4,621 | 329 | 326 | 66.2% | 2,762 |
ということでクラウドファンデイングの基本、クラウドファンディングを扱う企業の一部について取り上げたいと思います。
2.クラウドファンディングとは
インターネット上でプロジェクトを公開して、不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、共感者や賛同者から資金を集める仕組みのことです。
金融機関から資金を調達する融資という方法もありますが、クラウドファンディングであれば資金調達に加え、商品・店舗等の認知、宣伝広告といった効果があります。また、資金を募ることで市場に馴染むか確認するテストマーティングとして利用されることもあります。
3.仕組み・パターン
〇クラウドファンディングは下記の4種類に分けられます。
- 購入型
- 寄付型
- 融資型
- 投資型
〇購入型
プロジェクト起案者が「目標期限」と「目標額」を設定し、支援者を募ります。
支援者へのリターンとして商品やサービスなど、金銭以外のリターンを設定します。
大多数が購入型を利用しています。
〇寄付型
支援者が寄付する方式であり、募金と一緒になります。
寄付型のクラウドファンディング起案者は、主に被災地支援や難民支援など、社会貢献性の高いプロジェクトを立ち上げる場合に募ります。
そのため、起案者だけではなく支援者も共に達成感を感じることが出来るメリットがあります。
〇融資型
資金を求める企業が多数の投資家から資金調達する方法です。
投資する側には金利が支払われるため、資産運用の側面があることから「ソーシャルレンディング」とも呼ばれます。
尚、クラウドファンディングが募集開始された時点で利率が決まっています。
〇投資型
投資型には「ファンド投資型」と「株式投資型」の2種類に分けられます。
①ファンド投資型
ファンド投資型は、起案者が立ち上げるビジネスに対して出資を募ります。支援者はビジネスの売上に応じて分配金を受け取りますので、売上に応じて収益が増減するリスクがあります。
②株式投資型
株式型は、支援者が企業の株式をリターンとして受け取ります。IPOやM&Aを視野に入れているのであれば、支援者にとって大きなリターンを与えられるメリットがあります。
4.プロジェクト方式
- All or Nothing方式
プロジェクトの達成がされた場合のみ資金を受け取ることが出来る方式です。
未達成の場合は資金を受け取ることはできません。
リターンも支払う必要はなくなります。
適切な目標金額やプロセスを発信することで、資金調達しやすいです。
- All in方式
プロジェクトの目標金額が未達成の場合でも、資金を受け取ることが出来る方式です。
5.メリット・デメリット
・金融機関から調達出来なくてもプロジェクトで資金調達出来る
・テストマーケティングを行うことが出来る
・リターンを商品やサービスとして設定出来る
・更なるファン作り
・資金が集まるか不確定
・管理コストがかかる
・ページ作成は自身にて行う
・プロジェクト終了から6ヶ月以内にリターンを送る必要がある
・プロジェクト終了後もページが残る
6.およその流れ
1. クラウドファンディングプラットホームを比較して決定
2. クラウドファンディングのWebサイトに登録
3. プロジェクトの情報を入力(掲載ページの作成)
4. 審査
5. Webサイト上に掲載
7.代表的なプラットフォーム
〇Makuake
- 種類
購入型(All or Nothing / All in) - 概要
5,000以上のメディアに掲載された実績を誇っており、得意なプロジェクトは商品開発やイベント、飲食関連が強いです。
支援者の属性(地域・性別・年齢)を分析できるツールを用意しているため、的確なターゲティングが可能です。 - 手数料
20%。
〇CAMPFIRE
- 種類
購入型(All or Nothing / All in) - 概要
ビジネスから映画、音楽など幅広いプロジェクトが強み。プロジェクト公開前の審査が最低限に絞られており、プロジェクトをすぐに公開することが出来る。幅広いプロジェクトに合わせて決済方法も多数要されています。
プロジェクト成立件数№1であるが打率は低い印象。
クレジットカード、コンビニ決済、銀行振り込みやキャリア決済など、ターゲットに合わせた決済が可能です。 - 手数料
17%
〇Readyfor
- 種類
購入型(All or Nothing) - 概要
社会貢献性の強いプロジェクトが多く、掲載数も日本一を誇ります。
達成率75%を超える。
クラウドファンディングのコンサルタントが達成のためのサポートをしてくれるので、プロジェクト終了までサポートしてくれるサイトです。 - 手数料
手数料12%
フルサポート17%
Makuakehttps://www.makuake.com/
CAMPFIREhttps://camp-fire.jp/readyfor
READYforhttps://readyfor.jp/
というような感じです。
周りがやっているからという考えでは資金調達は難しいと思います。
支援者がいかに共感してくれるかといった要素がかなり強くなるので
マーケティングの要素が強いです。
また、多くのサイトを見ていただき、成功しているサイトを参考にしていただく
どのサイトが自身にマッチしているかを考えていただく必要があります。
一度自身で支援されるとここなら応援したいなといった感情も出てくるので支援してみるということも必要かと思います。
過去にSMAPファンが起ち上げたクラウドファンディングは感動しました。
これこそ共感、ファンの結束だと
かなり個人的な感情ですが、、、
https://cf-hikaku.net/cf-site/aport/12931/
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