目次
今回は銀行への就職が推せない理由を現役で働く視点から3つに分けて選び述べていきます。
就活中の学生で銀行を受けるか悩んでいる方は見てください。
1、給与について
まず、給与についてですが銀行全体で見ると年収600万円が平均年収と言われてます。
支店長クラスになると1,000万円を超える年収になります。
まず、入社時の基本給は20万そこそこです。
給与は年齢ではなく昇格することにより増えるしくみになっています!
一般的には
係→主任または係長→支店長代理→次長または課長→支店長
といった流れになり、支店長以上は本部長、役員になります。
係の間は年収400万円くらいの為、独身で実家であれば生活出来ますが、一人暮らし等をしていると貯蓄することも難しい状態です。
銀行は毎月の給与よりボーナスの支給が多い為、ボーナスで補填されるイメージです。
しかし、ボーナスは銀行の業績および支店の成績、個人の成績により変動する為、安定的なものとは言えません。
また、日本は現在もマイナス金利の為、金融機関にとっては収益が見込めない環境が続きます。
係から一つステップアップするまで、最短で5年はかかります。
それまではノウハウ取得の為の投資期間といった感じです。
主任または係長になると年収は500万円から600万未満になります。
近年は残業ができない為、500万円が相場となっています。
この立ち位置になると基本給、ボーナスともに少し上がります。
独身、実家暮らしであれば満足な生活が送れます。
次に支店長代理になると年収は600万から700万円になります。
支店長代理は30代のどこかでなれることが大半です。
支店長代理はボーナスの受け取りが増え、毎月の給与は大きく変化しません。
次に次長、課長になると年収は700万円から900万円未満になります。
ここに来ると将来的に昇格できずに終わる可能性も出てきます。
年齢的には30代後半から40代に昇格出来ます。
また、ここからは管理職になる為、残業代は付かず、ボーナスのみが変動します。
ここまで昇格するとそれなりの生活が送れます。
退職金に加え50代以降の扱いも優遇がつきます。
支店長になると年収は1,000万円から1,200万円になります。
支店長になるのは同期の中でも10%を切る確率になるので、かなり狭き門になります。
また、支店を取りまとめ、ほぼ全ての権限を持つ為、かなりのプレッシャーがかかります。
年収ベースで見ると高く思えますが、割りに合っていない感じもします。
このような感じで給与は増えていきますが、オススメできないのが
- 給与の伸び率が悪い
- 残業が減り、残業代がつかない
- 1人の給与では次長クラスにならないと家庭を養えない
以上の内容がネックになる為、稼ぎたい方にはオススメできません。
逆に考えると世間で言われる安定を目指したい人には向いていると思います。
2、働き方について
預金(為替)、融資、営業、本部といった
セクションに分かれ働きます。
給与はセクションが違っても大きな差はありません。
営業でバリバリ働き、成績を残しても給与は肩書に合わせてしかもらえません。
若干昇格は早くなりますが、働く意欲を削がれることが多いです。
また、働く量も個人差が大きく、バリバリと働く人にとってはストレスを感じることがたくさん出てくると思います。
その為、先程の給与と同じですが、そこまで力を入れず働き、安定を求める人には良いと思いますが、給与を多くもらいたい人にはオススメできません。
また、上司の発言、権限が強い為、歳を増すごとに自らの魅力が薄れていくので、組織に染まることは本当にオススメできません。
どこを向いて仕事をするかというと、ほぼ会社。中を見て、上司の顔を見て仕事することになります。
ちなみに銀行は午後3時に閉まりますが3時以降は現金、為替の金額合致をする作業があり、システムは進んだとはいえ午後4時頃まで時間を要します。以後、事務作業、会議などをします。
営業担当についてはお客様との面談時間にもよりますが4時以降に店舗に帰り、営業活動の内容(日報)をまとめ、お客様の相談について稟議書を書いたり、格付など営業以外の業務をします。忙しければ8時近くまでは働きたいですが、早く帰る風土が出来つつあるので基本的には6時までに帰れる日が多くあります。(都銀は除く)
3、将来について
業界はフィンテックやAIにより衰退業界と言われますが、本業として行う、預金、融資はなくなることがないと思いますが、今のままでは収益の確保が難しく、合併と人員削減、そして副業が進んでいくと考えます。
将来と書いたのは、将来どのようになりたいかを早いうちから明確にしておく必要があるからです。
銀行に骨を埋める考えの方は若いうちから全力で支店長を目指し、常にトップを走り続ければ問題なく支店長になれます。
しかし、支店長になるには早くても40代になってしまう為、早くから年収を1,000万円近く稼ぎたい方は5年程全力で働き、財務面、営業のノウハウをつけて下さい。
そして、独立または取引先からのお誘いがあり、若いうちから稼ぐことが可能になります。
銀行に勤めるとお金、財務面、営業力は他の業界よりつく為、ここはオススメです。
しかし、ビジョンがしっかりしないまま過ごしていると中途半端な立ち位置に置かれる為、若いうちから突き抜けた能力を発揮する必要があります。
以上、私が銀行員をオススメできない3選でした。
まとめると、意欲的に働き、稼ぎたい人にはオススメできません。
権威性、または安定を求める方にはどちらかというとオススメではあります。
たくさんの経営者と携わり、経営に於ける大きなポイントで役に立てることはかなりの魅力です。
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