【銀行】銀行と信用金庫の違いについて

その他

目次

銀行と信用金庫は何が違うの?

やっていることは

同じようにしか思えないけど

 

私が教えて存じましょう!!!

業務内容は似ていますが理念

から違います!!!

1、銀行と信用金庫の違い

業務内容は銀行も信用金庫も大きな違いはありません。
しかし、経営理念、法律、制限などに違いがあります。

〇理念について
銀行
…株式会社組織である銀行は営利目的の法人になります。
株式相場に於いても銀行の名前がある訳です。

信用金庫相互扶助を理念とする非営利の協同組織。会員の出資で成り立っている。

〇存在意義
銀行…銀行と言っても都市銀行、地方銀行、第二地銀があります。
都市銀行はみずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行など
…対象とする法人の規模は大きく都市圏、海外などの企業と取引をする。

地方銀行は都道府県名の後に銀行とついている銀行。
…地域の活性化、地域経済の発展をメインに地域に根差した取引をする。

第二地銀は「第二地方銀行協会」に加盟しており、地方銀行より規模が小さくなる。
京葉銀行、みなと銀行、東京スター銀行等
…地方銀行と大きな違いはないが地銀のサブメインといった感じ。

 

信用金庫…地域の人々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とした協同組織の金融機関で、主な取引先は中小企業や個人。
利益第一主義ではなく、会員および地域社会の利益が優先。
営業地域は一定の地域に限定され、預かった預金は地域発展に生かされている点も銀行と異なる。

更に分かりやすく
図表にして見ましょう

        信用金庫          銀行
     法律 信用金庫法 銀行法・会社法
     組織 会員の出資による共同組織の非営利法人 株式会社法人の営利法人
     議決権 会員は出資額に関わらず1人1つの議決権 株主は1株につき1個の議決権
  会員・組合員の資格 営業区域内に
〇住所または居住を有する
〇事業所、営業所を有する
〇勤労に従事する
制限なし
   事業者の制限 従業員数300人または資本金9億円以下 制限なし
     預金 制限なし 制限なし
     貸出金 原則会員のみ 制限なし

2、今後の在り方

銀行
低金利による収益減少。
古い体質が残る営業至上主義が払拭できない。
都市銀行、信用金庫のような特色がなく合併と吸収が更に加速する。
しかし、地域に根付いた存在価値は大きく、需要に適した業務を行えば価値のある銀行として残る。

信用金庫
理念として掲げる相互扶助の精神が浸透しており、顧客との距離は近くネット中心に移行する中で存在意義を発揮する。都市銀行、地方銀行と違った信用金庫ならではの地域密着をさらに徹底し、本当に必要とされるポジションを確立する必要がある。
顧客の預金をメインに運用している為、貸出金利は若干高くなるがそれ以上に経済の成長が見込めない今、必要な存在となる。

3、最後に

取引銀行はそれぞれ自由に決められるため、自身で決めるべきと考えます。

個人で利便性も高くスマホがあれば取引が出来るネット銀行が当たり前となっている。

しかし、中小企業、個人事業主にとっては事業は人生と共に継続される為、事業規模に応じて複数の金融機関と取引するべきだと思います。複数の金融機関と取引することでそれぞれの特性を活用し、事業の資金繰りや経営が円滑にいく確率は高くなります。
小企業、個人事業主については信用金庫との取引をオススメします。

地方銀行ランキング(預金・貸出金・預貸率・自己資本比率) (fudousantanpoloan.tokyo)

信用金庫ランキング-7 (mainichi.jp)

過去の記事

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