【住宅ローン】住宅ローン借り換えについて

住宅ローン

目次

住宅ローンの借り換えを考えているが

どこでどう判断し、どう進めていくのが正しいのか

さっぱり分らんよ。

おっしゃる通りです。

正しく借り換えを行わなければ

損するケースも出てきます。

それぞれに取り組み方も違いますので

専門家にしっかりと確認した上で借り換えを

検討していただきたいと思います。

 

昨今、住宅ローンの金利も低下の一途で私が入社した2009年時点では1%前半で住宅ローンを組んでいると安い認識でした。
しかし、今は1%を切るのが当たり前で低ければ0.500%を切ることもあります。
また、住宅ローンの優遇条件についてもかんり緩和されています。

そこで住宅ローンの借り換えをするとメリットの出る方、借り換えをする際に再度見ておきたい点についてまとめたいと思います。

住宅ローンの借り換えとは現在住宅ローンを借りている金融機関から他の金融機関へ新たに契約することです。
住宅ローンの支払いが軽減されるなどのメリットが出る可能性があります。

1.どれくらいの金額、金利、期間で借りていると借り換えメリットが出るのか

借り換えをする際にメリットの出ると言われる方は一般的に、下記の3点を満たす方になります。

☑住宅ローンの残高が1,000万円以上
☑借り換え後の金利差1.000%以上(現状の金利と借り換え金利を比較し)
返済期間10年以上
この3つの条件に該当すると住宅ローンを借り換えする際にメリットが出る1つの基準となります。現在借り入れのある金融機関から送られてくる返済予定表を見ると現在の住宅ローンの内容が分かります。
例えば、、、
〇当初借入金額3,000万円金利1.675%期間35年にて住宅ローンを組んでいたとすると
 毎月の返済額は94,434円になります。
上記を約10年経過して金利を0.675%にて借り換えをする場合
〇借換金額2,300万円金利0.675%期間25年にて借り換えを行うと
 毎月の返済額は83,333円になります.

これにより毎月の返済額は11,010円軽減されます。
年間の返済軽減額は 133,212円
25年の返済軽減額は3,330,300円となります。

 

2.借り換えするには諸費用もかかる!?

住宅ローンを借換する場合は再度借換を行う金融機関で住宅ローンの申し込みをする流れになります。
その為、当初借りた時と同じで再度審査にかける必要があります。

そこで注意しなければいけないのが

  • 健康状態が変わっていない
  • 返済日に引き落としが行われている
  • 年収が下がっていない

といった点に注意です。

上記の点が該当すると借り換え自体が難しくなります。

また、当初かかった諸費用についても銀行、保証会社が変わる為、必要となります。
よって先ほどの返済額が軽減されるからといって安心はできないものです。

諸費用としてかかるもの

☑保証料
☑登記費用
☑事務手数料
☑印紙代
等です。

よって、概算ですが
保証料  390,000円
登記費用 500,000円
事務手数料  33,000円
印紙代    20,000円
 計   943,000円

概算ですが約943,000円が諸費用として必要となります。(保証料前払い)

よって、1、にて返済額が3,330,300円軽減されると述べましたが

3,330,300円-諸費用943,000円=実質2,387,300円の軽減となります。

2、の先頭にて住宅ローンの審査を再度行う必要がある為、下記の資料も必要となります。
□重要事項説明書
□売買契約書
□源泉徴収票または確定申告書、決算書
□印鑑証明書
□登記識別情報
□返済口座の通帳

3.借り換えと同時に見直せるもの

住宅ローンの借り換えを実施する際、同時に見直しが出来るものもあります。

・団体信用生命保険
住宅ローンを組む際、必ず団体信用生命保険に加入する必要があります。
基本的な内容については申込者が亡くなった際にローンが保険により全額カバー出来るといった保証内容になります。

しかし、がんや心筋梗塞など死に至らなくても病気により働けない状況になる可能性は考えられます。

その為、団体信用生命保険の内容を充実させる。
または保険内容の見直しを同時に行い、緊急時に備えた保険内容にて取り組みことをオススメします。

・返済額、返済期間
同時に返済額、返済期間についても手元に余裕資金がある場合は見直しを行うことも出来ます。
例えば、残り返済額が2,300万円の為、2,300万円にて借り換えする必要はありません。
考え方は人それぞれですが300万円を充当し、2,000万円にて借り換えすることも可能です。
この場合は手元資金が一時的に減少しますが、毎月の返済額は300万円分軽減することが出来ます。

返済期間についても残り25年のところで借り換えを実施する場合、20年に短縮することも可能です。しかし、期間を短くすると返済は当初より5年早く終えることが出来ますが、毎月の返済額は期間が短い分、増加します。また、団体信用生命保険についても5年返済が早く終わることで保証期間が短くなる点もあります。早く返済を終わらせたい方にとっては期間の見直しも行うことが出来ます。

4.最後に

今回の事例では上記のように住宅ローンの借り換えを行うと返済額が軽減された為、良かったですが、再度審査が必要なることと諸費用が再度必要となる点が少し煩わしく感じます。

住宅ローンの借り換えを実施する際は、金利が安くなるからと言って簡単に飛びつかなず、内容を確認した上で取り組みを行っていただきたいと思います。

また、借り換えだけでなく、今、借入を行っている金融機関に他行での借り換えを検討しているので金利の見直し実施して欲しいと一言かけて下さると無理な内容でない限り金利の引き下げを実施してくれる可能性は高いです。
金利の引き下げのみであれば諸費用も印紙代のみで済むことが大半なので、費用もかからないですし、なにより手間がかからないので最もオススメします。

 

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